フリーランスの介護職として独立すると、お金の問題に悩まされる恐れがあります。
仕事の依頼がゼロであれば、他に収入源がない限り収入もゼロになるので、貯金なしに独立するのは非常に危険です。
また、4回に分けて納付することができる住民税と違って、所得税は基本的に全額まとめて納付する必要があります。
延納の届出を行えば所得税を2回に分けて納付できますが、そのためには、本来の納付期限までに所得税の1/2以上を納付しないといけないので、まるで貯金がない場合は延納すら利用できません。
思うように稼げない場合や、税金を支払えずに苦労することを避けるためにも、ある程度の貯金をした上でフリーランスになるのが理想です。
そして、クレジットカードを持っていないのであれば、独立する前にクレジットカードを作っておくのがよいでしょう。
クレジットカード、もしくは各種ローンの利用履歴はクレジットヒストリーと呼ばれますが、クレジットヒストリーが皆無だと、将来住宅ローンなどのローンを契約しにくくなります。
自己破産などのトラブルを起こして新規にクレジットヒストリーを作れない状態なのか、元々クレジットヒストリーが皆無なのか、金融機関は見分けることができないそうです。
そのため、クレジットヒストリーがない時点で警戒されてしまうわけです。
フリーランスは収入が不安定になる恐れがあることから、正社員よりクレジットカードの審査に通りにくいため、独立前にクレジットカードを作り、こまめにクレジットヒストリーを積み重ねておくのが無難です。